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外壁塗装で重要な下地の役割とは?

外壁塗装の効果と寿命

外壁塗装の仕上がりを左右するポイントとして、「下地処理」はもっとも重要な工程のひとつです。

下地処理がしっかり行われていると、塗装の耐久性が高まり、ムラのないきれいな仕上がりになります。

こちらでは外壁塗装における下地処理の重要性と、実際に行われている下地処理の作業内容をまとめました。

下地処理を行う効果

下地処理の有無によって仕上がりに大きな差が出る

下地処理をするかしないかで、外壁塗装の仕上がりには大きな差が出ます。たとえば下地処理が不十分だと、「塗装がすぐ剥がれる」「耐久性が低くなる」といったトラブルを招くでしょう。

これによって、塗り替えの時期が早まってしまう点も問題です。

また、塗装には下塗りという工程があります。下塗りをせずに塗料を塗った場合、もともと外壁についていたキズや凹凸が、さらに目立ちやすくなるかもしれません。 下地処理をしっかり行ってこそ、塗料が持つ本来の性能を発揮できます。

塗料の塗りムラや剥がれを防ぐ

塗装前に下塗りをするとキズや凹凸が目立ちにくくなりますが、下塗りの効果はそれだけではありません。   通常の塗装は、下塗り、中塗り、上塗りという三度塗りが基本になります。

下塗りには「中塗りと上塗りの塗料を密着させる」という役割があり、下塗りをすることで塗装全体が剥がれにくくなるのです。  

また、下塗り塗料を先に外壁材に吸い込ませておくことで、中塗り、上塗りの塗料がしっかり塗膜を作れるようになります。このおかげで、塗りムラができにくくなる効果も期待できるでしょう。

下地処理を行う流れ

高圧洗浄機による洗浄作業

まずは高圧洗浄機を使って、外壁の汚れを洗浄します。外壁は長年雨風にさらされた影響で、一見きれいに見えても多くのホコリや汚れがへばりついています。

また、コケが生えてしまっているケースや、塗料が劣化して粉化している場合などもあるでしょう。   こうした汚れをまとめて洗い流すのが、下地処理の最初のステップです。作業後は1日~2日乾燥させてから、次のケレン作業に入ります。

ケレン

ケレンとは、サビや旧塗膜を剥がす作業のことを言います。 鉄部などは時間が経つにつれてさびが発生します。  

サビをそのままにして上から塗装をしてしまうとあとから茶色いサビの汁が出てきて見た目が悪くなるほか、 塗膜の中でサビが発生しつづけ耐久性にも影響がでます。  

ケレンには段階があり、 「1種ケレン」「2種ケレン」「3種ケレン」「4種ケレン」の4種類があります。 それぞれサビや旧塗膜をどこまで落とすかが異なり、数字が小さくなるほど強力です。

リプロの下地処理では2種ケレンを基本に、サンダーなどの電動工具を使って丁寧に汚れを落としていきます。  

また、リプロではサビ止め塗料を塗布する前に、既に発生してしまっているサビの進行を止めるサビ固定剤を使用。

サビ止め+サビ固定剤の二重ブロックでサビを完全にシャットアウトします。


ボルトなどの狭小部で電動工具が届かない箇所 にも有効的

クラックの補修

ケレン清掃を終えたら、次にクラックの補修をします。

クラックとは、外壁のひび割れのこと。   建物の構造や乾燥が原因となっている場合が大半ですが、経年による大なり小なりのクラックはやむを得ません。これを下地処理の段階でパテやコーキングなどを使って補修します。

クラックをそのままにしてしまうと、新しく塗った塗装が浮きやすくなり、剥がれなどが起こるでしょう。外壁全体の耐久性のためにも、欠かせない工程と言えます。

なお大きめのクラックを補修したあとは、「肌合わせ」という補修部分を平らにする作業が必要です。

シーリングの処理

外壁材だけでなく、シーリング部分が劣化している場合もあります。シーリングとは主に、サイディング同士の隙間を埋めているゴムのような部分です。  

外壁材と同じように、シーリングも劣化するとひび割れが入ったり剥がれたり、欠落したりします。   劣化の状況に応じて、 ・既存シーリングの上から重ねる 増し打ち ・もしくは既存シーリングを撤去したの ちに新たなシーリングを注入する  打ち替え で、補修しなければなりません。

下塗り

シーリング補修のあとは下塗り作業です。 上述のとおり、下塗り作業には「塗装面を整える」「中塗り・上塗りをしっかり密着させる」「外壁材に下塗りの塗料を浸透させることで塗りムラを防ぐ」などの役割があります。  

いくら中塗りと上塗りで良い塗料を使っても、下塗りがきちんとできていなければ意味がありません。塗装全体の仕上がりを左右する、非常に重要なプロセスです。

下地塗装で使用する塗料

下塗りの際は、仕上げの塗装剤と下地とを密着させる目的で、「シーラー」、 モルタルなどの吸い込みを止める役割の「フィラー」と呼ばれるものが代表的です。

  シーラーの中では大きく分けて「油性シーラー」と「水性シーラー」の2種類があります。それぞれの違いを見てみましょう。

油性シーラー

油性シーラーは浸透性が高く、下地の強化に優れています。そのため主に、外壁の劣化が激しいときに採用されるケースが一般的です。 密着性が高いぶん中塗り、上塗りの耐久性も上がりやすく、シミや汚れが浮き出しにくいという特徴があります。

また優れた速乾性もメリットです。塗ってからおよそ30分~60分で乾燥します。   デメリットとしては、乾燥時の臭いが強い点が挙げられるでしょう。

また現在塗られている塗料によっては使用できない場合もあるので、事前の確認が必要です。

水性シーラー

水性シーラーは油性に比べて浸透性が低く、劣化が少ない場合によく使われます。   油性シーラーのような強い臭いはありません。比較的環境や体にも優しく作られています。 既存の塗膜が水性塗料で油性シーラーが使用できないときなどに使われます。  

デメリットとしては、乾燥までの時間が3~4時間と長いこと、劣化が激しいときには使えないといった点が挙げられます。

まとめ

塗料本来の力を引き出すためには、下地処理が非常に重要です。 下地処理が丁寧であるほど、ムラがない美しい仕上がりになるほか、塗装の耐久性も上がります。 このため外壁塗装を依頼する際は、下地処理に手を抜かない業者を選びましょう。  

リプロの下地処理では電動工具を使用した2種ケレンを基本とし、その他の工程も一つひとつを丁寧に行っています。 より長持ちで美しい外壁塗装をご所望の方は、ぜひリプロへご相談ください。