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外壁塗装の色の選び方!押さえておきたいポイントと注意点

外壁塗装の依頼に関するポイント

 公開日 :2021/07/15

最終更新日:2022/01/15

色の選び方は外壁塗装を行う際に重要なポイントです。なかには自分の好きな色を選べば良いのでは?と思う方もいるかもしれません。

しかし選ぶ際には、押さえておくポイントや注意点があります。ここでは人気のカラーも紹介しているので、どんな色にしようか迷っている方はぜひチェックしてみてください。

外壁塗装を成功させるうえで色選びは重要

外壁塗装は、長いものだと10年以上の寿命があります。そのため色選びを失敗してしまうと、次の塗装を行うまで10年もそのままの状態で過ごさなければなりません。

塗りなおしをする場合であっても、追加で費用がかかってしまうため、色選びは慎重に行う必要があるのです。

色の選び方

外壁塗装の色を選ぶときには、実際の景観との比較や塗装しない場所のバランスが大切です。また、サイズによって色の見え方が変わることもあるため、色見本だけで判断するのは避けた方が良いでしょう。

色の選び方について、押さえるべきポイントは以下の通りです。

街の景観に合ったものを選ぶ

外壁塗装の色を決めるときは、周辺の家や色味をチェックしましょう。自宅の外壁や屋根がどのように見えるのか、街の景観から著しく外れた色ではないかといった相性を見ておくと安心です。

また、自宅近くで気に入った色があると、塗装完了後のイメージがしやすくなります。もし色味が分からない場合は、業者の担当者に同行して確認することもおすすめです。

面積効果で選ぶ

面積効果とは、面積の大きさによって色の見え方が変わる視覚効果です。一般的にサイズが小さいと色が暗く(低明度)、大きいと明るく見える傾向です(明度・彩度が高い)。カタログに載っている色見本は面積が小さいため、赤・青・緑といった色が目立ちやすく、実物よりも鮮やかに見えることがあります。

また、面積が小さいと実際の色よりも薄く(淡く)見えるため、濃い色を選びやすくなります。想像よりも派手な色になってしまうトラブルを起こさないためには、なるべく大きなサイズで色を確認するようにしましょう。

色の属性で選ぶ

色には、「色相・明度・彩度」の3つの属性があります。色相は、私たちが色として認識するときに使われるイメージを表現しており、色相環という表でまとめられることが多いです。色相の反対側にある色は補色と呼ばれ、互いの色を引きたてる効果があると言われています。

明度は色の明るさを指し、明度が高いと白に近づき、低いと黒くなります。色の鮮やかさを示す彩度は、高い色ほど原色(純色)に近づき、低くなるとくすみはじめ、最終的には灰色(無彩色)になります。

彩度の高い色は、外壁塗装において失敗のリスクが高まります。塗装前に属性を意識することで、自分がイメージしている色がより具体的なものになるでしょう。

汚れや劣化が目立たないものを選ぶ

きれいな外見を維持するには、外壁に付着する汚れや経年劣化が目立たない色を選ぶことが大切です。外壁の汚れとなる砂ぼこりやカビの色は中間色と呼ばれ、彩度が高い色(純色)に灰色を加えた色になっていることが多いです。

外壁も汚れと同じ中間色の色味を選ぶことで、劣化が目立ちにくくなります。このため、グレーやベージュ系などの色は長い間美観を保つことができます。

一方で、黒のような濃い色は汚れが目立ちやすくなってしまうため、注意が必要です。

塗装しない部分の色合いを考慮する

外壁にはサッシや玄関のドアといった塗装しない部分もいくつかあります。サッシの色は、主に白・黒・ブロンズを使用していることが多いです。白や黒であれば、外壁がどんな色でもある程度馴染みますが、ブロンズの場合は、同系色で統一することで全体の雰囲気をまとめることができます。

色を決める際には、塗装をしない部分の組み合わせも考慮しましょう。

色の選ぶ際の注意点

色選びには、上記の他にも注意点があります。建物全体のバランスをよく考えてから、慎重に色を選ぶことが大切です。ここでは、色を選ぶときの注意点を3つ紹介します。

カラーシミュレーションと色味が変わる場合がある

外壁塗装の色を選ぶ際に、カラーシミュレーションを利用する方が増えています。色見本と違い、実際の家に色をのせることができるため、家全体の雰囲気が分かりやすくとても便利です。

しかし、使われている外壁材や日の当たり方によって、カラーシミュレーションとは色味が変わる場合があります。あくまでもイメージとして理解しておきましょう。

複数の色を使う場合はバランスに注意

家の凸凹や形状に合わせてアクセントカラーを入れるデザインは人気があります。人によって2色、または3色入れたいと考える方もいますが、使う色が増える分、色選びも重要です。

たとえば、全く違う色相を選ぶと、統一感がなく全体のバランスが悪くなってしまいます。複数色を使う場合は、色見本やカラーシミュレーションを使って、慎重に配色を決めるようにしてください。

同じ色でもツヤによって印象は異なる

外壁塗装に使う塗料には、ツヤありとツヤ消しがあり、どちらを選ぶかによって仕上がりも変わってきます。新築のような光沢感のあるツヤありは、塗料に添加剤が含まれていないため、塗料が持つ機能をそのまま発揮することが可能です。ツヤ消しは、3分艶や5分艶のように好みのツヤを選ぶことができ、落ち着いた高級感のある仕上がりになります。

ツヤの有無を決める際は、外壁材や色の相性やデメリットについてもチェックしておきましょう。また、7分艶を3分艶消しと呼ぶように、ツヤの表現方法が業者によって異なる場合もあります。

業者との考えや実際にどの程度のツヤになるのかを把握するために、あらかじめ塗り板サンプルを確認しておくと安心です。

人気のある外壁塗装の色

実際にどのような色が人気なのでしょうか。長年見ても飽きがこない色や汚れが目立ちにくいものは、扱いやすくて人気があります。人気の色を知るとともに、自分がしたい色についてイメージを膨らませておきましょう。

ベージュ

外壁塗装で最も人気のある色がベージュ系です。白よりも少し黄味がかった色で、シンプルなのに周りの景観とのバランスも良さが人気の理由として挙げられています。雨だれや砂ぼこりといった汚れは、白だと目立ってしまうのですが、ベージュであれば心配ありません。シンプルで飽きがこないことも、ベージュが人気の理由です。

ホワイト

ホワイトは時代に流されず、常に人気のあるカラーです。清潔感があるため家の印象が一新され、まるで新築のような仕上がりになるでしょう。また、ベースカラーとしても最適で、グリーンやブラウンといった他の色の組み合わせもおすすめです。

ただし、汚れが目立ちやすいので、定期的なメンテナンスを行う必要があります。

ブラウン

落ち着いた雰囲気に仕上げたい方は、ブラウンがおすすめです。サッシの色と相性が良く、高級感のある色味と言えます。

ただし、ブラウンは見本と比べて色合いが異なりやすいカラーです。ベージュにも同じことが言えますが、ブラウンはベージュよりも濃く、印象が大きく変わってしまいやすいので、大きめのサンプルで同系色を比較すると良いでしょう。

グレー

グレーも定番のカラーの一つで、シックな落ち着いた印象を与えることができます。なかでも特に人気なのは、白に近い薄めのグレーです。濃いグレーでもツヤ消しでマットに仕上げれば、モダンな雰囲気になるでしょう。グレーは中間色になるので、他の色に比べると汚れが目立ちにくいのが人気の理由です。

まとめ

外壁塗装における色の選び方について紹介しました。ご自身の好みはもちろん大切ですが、周りの景観や塗装しない部分の相性など、バランスを意識して選ぶことも重要です。実際に色を選ぶ際は、業者を通じて認識にズレがないように、入念な打ち合わせを行いましょう。

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