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外壁塗装をDIYで塗装する手順とポイント

外壁塗装の技術・施工について

 公開日 :2021/10/15

最終更新日:2022/ 1/18

「業者に依頼すると料金が高い」
「自分好みの色に仕上げたい」
と、いった理由で、外壁塗装のDIYに興味がある人がいるかもしれません。

ここでは外壁をDIYで塗装する手順と共に、ポイントや注意点についても紹介します。

外壁塗装をDIYする手順

下地処理

塗装下地に汚れがついていると、仕上がりが悪くなるだけでなく剥がれの原因にもなります。

そのためまずは外壁を洗浄して、古くなった塗料や汚れを落とすことから始めてください。

その際にひび割れやコーキングの劣化もチェックし、塗装前にパテやコーキングなどを使ってしっかりと補修しておきましょう。

養生

養生は、塗料の飛散や汚れから、塗料を塗らない部分を保護するための工程です。

専用のマスカーがホームセンターに売っているのでできればそちらを使用した方が作業効率が大幅に上がります。

また、新聞紙などでも代用できると思うかもしれませんが絶対にやめましょう。
新聞紙は塗料が浸透しますので養生の意味がありません。

なお、地面の目が粗いと、テープと地面のわずかな隙間から塗料が流れる可能性があるため注意が必要です。

その際は、マスキングテープを使用することによりガムテープでは埋められなかった隙間が塞がり塗料の漏れがなくなるでしょう。

下塗り

外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの三回塗りが基本です。

下塗りには中塗りと上塗りの塗料を密着させる役割があります。
下塗りに使用する塗料の種類は、外壁の状態によって異なり、メーカーによっては上塗りの塗料と組み合わせが決められているものもあります。

仕上がりに大きく関わる工程なので丁寧に行いましょう。

それぞれに使用する主な下塗りの種類は以下の通りです。

・外壁(サイディング)→シーラー、プライマー

・外壁(モルタル)→フィラー

・外壁(ガルバリウム鋼板)→サビ止め、プライマー

・鉄部   →サビ止め

・雨樋(塩ビ、合成樹脂)→下塗り不要

またシーラーを塗る際、既存の塗膜が水性か油性かで使用する種類が変わる点も注意しましょう。

基本的に、既存塗膜が水性の場合は水性のシーラー、油性の場合は油性シーラーとなります。

水性塗膜の上に油性シーラーを塗った場合、既存塗膜が溶けてブヨブヨになりめくれてしまいます。

こーなってしまうと、かなり厄介です。元に戻すのにはかなりの手間と時間がかかるので下塗りの選定は特に注意しましょう。

中塗り、上塗り

下塗りが終わったら、次に中塗りを行います。中塗りでは、上塗りと同じ塗料を使う場合がほとんどです。

不要な作業のように感じるかもしれませんが、重ね塗りしないと必ずムラになります。

ムラなく均一な仕上がりにするために必要な工程です。

中塗りが終わったら、上塗りとしてもう一度同じ塗料を塗ります。

業者に依頼する場合では、作業の進捗状況を明確にするために、中塗りと上塗りで違う色の塗料を使う場合がありますが、DIYなら同じ塗料で問題ありません。

仕上げとなるため、塗膜が均一になるよう刷毛やローラーを使用して丁寧に塗装してください。

外壁塗装をDIYする際のポイント

安全対策をしよう

外壁塗装は高所で作業するため、事故の危険を伴います。

実際にプロが作業する場合でも事故は発生するので、DIYで塗装するのであれば安全対策は必須です。

また、塗料は思っている以上に風に乗って近隣などに飛んでいきます。

可能であればお隣りさんの車にカーシートをかけさせてもらうなど養生をさせてもらいましょう。

塗料はいいものを使おう

付帯物などの雨戸や雨樋などを塗る場合はホームセンターで入手できる安価な塗料でも良いかもしれませんが、外壁を塗装する場合はなるべくプロが使用するものと同じ塗料を使いましょう。

外壁の塗装は躯体の耐久性にも関わってくるので住宅の寿命を考えた場合、安価な塗料はおすすめできません。

また、塗料を塗る際は希釈量に注意しましょう。

せっかく良い塗料を使っても塗料に定められた希釈量を上回る量のシンナーを入れてしまうと耐久性が大幅に下がります。

逆に希釈量を少なくすると仕上がりが汚くなるのでバランスが大事です。

スケジュールにはゆとりをもとう

塗装作業は基本的に日中に行います。そのため、休日しか作業できない方も多いかもしれません。

塗装にはいくつかの工程が必要となり、工程ごとに乾かす時間をとる必要があります。時間があるときに一気に進めるということができないので、余裕をもった作業スケジュールを想定しておきましょう。

期間の目安として、業者に住宅1軒の塗り替えを頼んだ場合、大体2週間〜3週間ほどかかります。

外壁塗装をDIYした時の料金

たとえ外壁塗装をDIYしたとしても、ある程度の費用はかかります。一般的な料金の目安は10万円~30万円となっています。

「思ったよりも高い」と感じる方が多いのではないでしょうか?人件費を抑えることはできても、塗料代や足場代は業者に依頼した時と同じくらいかかります。

また塗装に必要となる刷毛やローラー、工具などの費用も加算されるため、結果的に高くなってしまうのです。

見積もりを作成することで詳細な費用を算出

外壁塗装の詳細な費用を知るためには、実際に業者へ見積もり依頼をする方法が確実です。

見積もりは大手や地元密着型など、業者の形態に関係なくどこでも受け付けています。なお見積もりをとった業者に、必ずしも施工依頼をする必要はありません。

検討段階であれば何社かに見積もってもらい、条件のよいところを選ぶのもひとつの手段です。

リプロでも見積もりは無料で承っております。

わからないことを聞きたいだけなどでも構いませんのでぜひお気軽にご相談ください。

外壁塗装のDIYで気をつけるべき3つのポイント

DIYでも外壁塗装は可能ですが、業者に依頼する場合と比べてよりもデメリットが多いです。

ここでは外壁塗装のDIYで気をつける3つのポイントを紹介します。

仕上がりが汚くなりやすい

塗装には専門的な知識や技術が必要となるため、プロに依頼した時と比べると、やはり仕上がりが悪くなりやすいです。

また、シーリングや下地が劣化している場合は、適切な補修が必要になります。

そのまま塗装した場合、塗装本来の役割をしっかり果たせないだけでなく、建物そのものの寿命を縮めてしまう恐れがあります。

高所から転落する危険がある

二階以上の建物を塗装は、高所での作業が必要となります。そのためDIYで作業する場合は、転落の危険性を考慮しなくてはなりません。

もしDIYで塗装するのであれば、怪我をしてしまった場合もすべて自己責任となります。

塗装作業自体も止まってしまいますし、治療費もかかるので、「結局業者に依頼したほうが良かった」ということにもなりかねません。

時間がかかる

プロの外壁塗装業者なら短時間で終えられる作業であっても、DIYの場合は十分な作業時間がとれないため、長期間に及びやすくなります。

また、天候によって作業に支障が出やすく、計画通りにいかない場合もあるでしょう。

足場を業者に組んでもらった場合は作業が長期化するほど費用も高くなるので、結果的に塗装業者に頼んだ場合と同じくらい料金がかかってしまう可能性もあります。

まとめ

DIYでの塗装はメリットだけでなく、さまざまなリスクが考えられます。

住宅そのものの寿命にも影響するため、慎重に検討する必要があります。

比較的鉄部や雨樋などの付帯物などは外壁の塗装に比べて難易度が低いかもしれません。

まずは細かい付帯物などから練習して慣れてきたら外壁などに挑戦してみましょう♪

怪我には十分気をつけてお家のDIYを楽しんでください。

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