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雨漏りの原因とは?応急処置や対処法についても解説

防水工事

 公開日  :2022/11/23

最終更新日 :2022/11/23

台風などで大雨が降ると心配になる、家の雨漏り。部屋の中にいるのに、水がポタポタ落ちてくる、なんてことになったら嫌ですよね。最近は静岡での台風被害事例も多く、自分の家が心配という人も多いのでは。

実は雨漏りの原因というのは様々で、水の侵入箇所と内部でシミができている箇所というのは離れている場合もあり、原因を特定することが難しいんです。当てずっぽうの処置をしてしまい後でトラブルになることも。

そこで万が一に備えて知っておきたい、雨漏りの原因と処置方法をご紹介します。

雨漏りの原因となる場所は?

大きく分けて5ヶ所あります。

原因その①屋根

屋根材のズレ、割れ、浮き

瓦屋根の場合、ズレたりヒビが入った際に、その隙間から水が入り込んでしまうことがあります。スレート屋根の場合もズレたり割れたりするほか、台風などの強風でめくれて浮いてしまうことも。

谷樋板金の腐食/棟板金のクギ浮き

谷樋板金とは、屋根を伝って流れる雨を一旦貯める場所。雨が溜まりやすく、経年劣化や腐食が進むと雨漏りの原因に。棟板金とは、スレート屋根や金属屋根の頂点にある屋根部材。経年劣化や強い風によって持ち上げられると固定していた釘が緩んでしまい、その隙間から雨水が侵入することがあります。

漆喰の崩れ

漆喰は瓦屋根をささえる土台部分のこと。漆喰が崩れると、そこから雨水が侵入してしまいます。

太陽光パネルやアンテナ設置時に穴が空いてしまった

屋根に器具を設置する際、固定するために釘を打ちますが、施工時のミスによって雨水が侵入する穴を作ってしまうことがあります。

塗装時に縁切りが行われていない

スレート屋根を塗装した際、屋根材同士の隙間が塗料で埋まってしまうと、雨漏りすることがあります。

間違ったDIY

自分でコーキングを打ったことによって、屋根材がズレたり、割れたり、浮いてしまうことも、雨漏りの原因に。

ほか建築時の施工不良など

原因その②雨どい

雨どいの詰まり、壊れ

本来、雨を下に流すための雨どい。落ち葉などのゴミが詰まったり、壊れることで雨水がせき止められ、室内に雨水が侵入してしまうことがあります。

原因その③ベランダ

コーキングの剥がれ

コーキングで隙間を埋めていた部分が年月が経つごとに硬くなり、隙間が生まれます。この隙間から雨が入ってしまうことがあります。

防水層の割れ

ベランダは常時雨風にさらされていて、かつ人の出入りがあるため、防水層がすり減りやすい。さらに排水口が詰まっていると雨水が流れず、小さなヒビがあった場合、そこから建物内に侵入してしまう場合も。

笠木・手すりの隙間

笠木とは、ベランダの手すりを取り付けている部分。笠木の破損部分から雨水が入ってしまうと、壁の内部の腐食が進んでしまい、外壁との接合面にも不具合が起こり、雨漏りすることがあります。

原因その④窓、サッシ

コーキングの剥がれ

壁と窓の境目のサッシ部分に注入されているコーキング材。劣化すると硬くなり、ひび割れが発生します。そこから雨水が侵入し、雨漏りの原因に。

原因その⑤外壁

外壁のヒビ割れ

外壁のヒビ割れが原因で雨水が侵入することもあります。意外と見落とされやすいのですが、給排水管も外壁と防水シートを貫通しているので、隙間があると雨が浸入する可能性があります。

コーキングの剥がれ

外壁パネルのつなぎ目、コーキングで埋めていた部分が年月が経つごとに剥がれていき隙間が生まれ、雨水が侵入することがあります。

余計なコーキングで隙間を埋める

逆に必要のない箇所にコーキングが打たれることで隙間を埋めてしまい、雨水の流れが変わった結果、一箇所に雨水が溜まりすぎて雨漏りに繋がることも。

ほか建築時の施工不良など

しかし原因箇所を突き止めるのが難しい!現地調査はするべき?

雨漏りの調査には以下4つがあります。無料の調査もありますが、根本的にきちんと雨漏りを修理したいのであれば、有料の調査をするのがおすすめです。

調査方法目安金額内容
目視調査無料目で見たり写真を撮影したりして原因箇所を探す。屋根に上がることもある。
散水調査5~20万円雨を再現するために水をかけ、実際にどこが雨漏りしているかを突き止める
発光液調査10~30万円雨漏りしていると思われる箇所に発光する液体を流し、紫外線ライトを当て、雨の侵入口を特定する
赤外線サーモグラフィー調査10~40万円赤外線カメラを使用し、表面温度の違いで雨漏り箇所を探す

現地調査から施行までの流れ

【①業者を探して問合せ】
屋根業者や外壁塗装会社など、雨漏りしている箇所を調査・修理できる業者を探しましょう。

【②現地調査】
選んだ業者と日程をすり合わせ、調査してもらいます。

【③雨漏りの原因説明と見積り提示】
調査して分かった雨漏りの原因の報告と、どんな修理になるかを説明。

【④申し込み】
工事内容と見積もりに納得できた場合、お申込みを。

【⑤工事スタート】
工事内容にもよりますが、雨が降らなければ1〜3日で終わるものがほとんど。

信頼できる業者の特徴は?

日本は台風も多く、雨漏りの悩みを抱えている家は多いため、雨漏り修理というのは実は技術のない業者も参入しやすい業種。修理したのに雨漏りが再発、なんてことのないように、信頼できる業者を選びましょう。

地元密着

ハウスメーカーなどの大手の業者にも相談は可能ですが、費用や対応面で差が出ることが。専門知識を持っていないことが多く、結局雨漏り専門業者に委託するため、地元密着店にお願いするよりも手数料を多くとられる可能性があります。

屋根の上に上がって調査をしてくれる

雨漏りの原因特定は、屋根の上に上がって確認することが必須です。ですから、屋根に登らずに見積もりを出す業者はあまり信用できません。屋根に登って隅々までチェックしてくれる業者にぜひお願いを。

雨漏りの原因を教えてくれる

雨漏りを直すには、原因を特定することが大切。原因を特定せずに修理すると、お金の無駄になってしまう可能性があります。写真や映像で証拠を見せてくれる業者がおすすめです。

予算以上の修理を無理やり勧めない!

一方的に屋根リフォームをすすめてくる業者にも注意です。雨漏り修理だけなら数十万でできるものも、屋根リフォームでは何百万になることもあります。こちらのことを考えて提案してくれる会社に頼みましょう。

雨漏り修理の経験が豊富

雨漏りというのは複合的な原因が重なり合っていることも多く、原因特定は難しいもの。最低でも5年以上、雨漏り修理の経験を持つ業者にお願いするのがベターです。

身だしなみやマナーが身に付いている

きちんとした会社では、お客さまに不快な思いをさせないよう、スタッフが教育されています。身だしなみをはじめ、車の止め方が悪くないか、タバコ臭くないかなどをチェック。「ぜひこの人に」と思える方に頼みましょう。

見積もり書の内容が分かりやすい

費用の詳細が書かれている見積もり書。悪徳業者の見積もりには「雨漏り修理一式 000万円」などとざっくりと記されており、何にどのくらいかかっているか不明なことが多いです。詳細を説明してくれる業者を選びましょう。

雨漏りを発見!応急処置や対処法は?

万が一雨漏りしてしまった場合は、発生原因を突き止めることが大切です。しかし調査や修理は大掛かりになることもあり、次の日には直るというケースばかりではありません。まずは応急処置をしてしのぎましょう。

①バケツを置く

まずは水が落ちてくる場所に、バケツやタライなどの水を貯められる器をおきましょう。もし屋根裏に行くことができれば、屋根裏に置いて。水が溜まってくると跳ねるので、いらないタオルや雑巾をバケツの底に入れてるのも忘れずに。

②窓やサッシからの雨漏りは、雑巾で対応

窓やサッシから水が染み出てきた場合は、まずカーテンを外すか濡れないように短くまとめ、床にビニールシートなどを敷き、雑巾を置いて水を吸い取りましょう。

③屋根をビニールシートで覆う

雨が侵入している箇所を、ビニールシートで覆うことで雨の侵入を防ぎます。原因が雨漏りが発生している真上にあるとは限らないので、広めに覆って。家にダメージを与えるロープなどでの固定は避け、土嚢のような風で落下しない重りを置いて固定しましょう。雨が降っている時に屋根に上がるのは危険なので、必ず雨が止んでから作業しましょう。

④防水テープを貼る

トタン屋根の場合、雨漏り箇所が特定できたら、防水テープで応急処置ができます。貼りたい箇所を雑巾などでキレイにし、防水テープを貼ります。

まとめ

もし雨漏りしてしまったら、建物の劣化や人体への被害などの二次災害などを防ぐためにも、速やかに業者さんに連絡し、修理してもらいましょう。雨漏りは再発しやすいため、業者選びも慎重にしてくださいね。

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