施工の流れ
お問い合わせから完工までの流れ
塗装の工事をお任せいただくに当たって、お客様の大切な建物を責任持ってお預かりし、最後まで誠意を込めて作業させていただきます。その際の工事の流れと期間を明確にしておくことで、お客様も安心してお任せいただけるかと思います。
以下の手順で塗装工事を行いますので、参考と目安になさってください。
※工程は天候によって変更いたします。
1 お問い合わせ
お問い合わせボタンより電話・LINE・メールのお好きな方法でお問い合わせください。お問い合わせいただきましたら、24時間以内に必ずご返信させていただきます。
2 現地調査
お問い合わせをいただいたあと、簡単なヒアリングをお電話にて実施。その後、日時を決めて現地調査へ伺います。現地調査では、専門の資格である「外壁診断士」が細かい部分までチェックを行い診断書を作成。写真付きで説明するのでご自宅の状態がわかりやすいと好評いただいております。
3 見積もり
診断書とお客様のお悩みや希望に合わせてお見積もりを実施いたします。この際に、カラーシミュレーションによる実際の塗装イメージもお渡しし、どんな価格でどんな見栄えになるのかといった点が明快にわかるよう心がけております。
また、もし気になることがありましたらどんな些細なことでもご相談ください。ご自宅に関することでお手伝いできることであれば、なんでもサポートさせていただきます。
4 ご契約
お見積もり内容やカラーシミュレーションにご納得いただいたうえで、ご契約となります。当社では、強引な営業や無理なご提案は一切いたしません。大切なお住まいに関わる工事だからこそ、お客様にしっかりとご理解・ご納得いただいてから進めることを何より大切にしています。ご契約後も工事の流れや日程、保証内容などを丁寧にご説明し、安心して工事をお任せいただけるよう心がけております。お客様にとって「任せてよかった」と思っていただけるよう、誠実に対応いたします。
5 ご近所様への挨拶回り
工事中は、足場組みの音や塗料のにおい等でご近所様にご不便・ご迷惑をおかけすることがございます。工事着工の1週間前に、ご近所様へ工事内容のご説明とご挨拶に伺います。ご挨拶の際は粗品と工事期間・工事内容などをお知らせするお手紙をお渡しします。
6 足場組み
職人の安全確保と、塗料の飛散を防止するメッシュシート設置のため、足場組みを行います。
施主様には、車などの移動にご協力いただく場合がございます。またお隣の敷地にはみ出る形で足場を組む必要がある場合には、必ず事前にご挨拶にうかがい、許可をいただきます。
足場の役割
足場がないと職人の姿勢が不安定になりやすく、事故や塗装ムラの原因になりかねません。また、足場の上にメッシュシートを貼ることで、ご近所様の建物や車に塗料が飛び散ることを防ぎます。
悪天候の場合
台風などの予報があった場合は、メッシュシートが風にあおられて揺れたり、倒れたりしないよう、シートを足場に巻きつける安全対策をとります。
7 高圧洗浄
塗料がしっかりと接着するよう、外壁・屋根にこびりついたカビやコケ、汚れをきれいに洗い流します。塗装する外壁・屋根はもちろん、ブロック塀や玄関タイル、雨戸やシャッターなどまで洗浄させていただきます。
なお、洗浄中は、汚れが付着しないよう洗濯物は室内干しをお願いしております。ご近所様にも、ご挨拶の際に洗浄予定日をお伝えいたします。
8 板金補修
屋根塗装の際には、棟板金(屋根の一番高い位置にある鉄製の部材)や破風板(軒の側面)等のチェックと板金の補修を行います。
こうした処置は塗装工事ではありませんが、リプロでは「塗装工事=家を守り、家の寿命を延ばす工事」と考えています。劣化を放置していると腐食や板金の落下といった事故につながる恐れもあり、非常に危険です。
棟板金
熱膨張が原因で、年月が経つと自然に棟板金を固定している釘が浮いてきます。釘抜けを放置すると、内部の貫板が腐食したり、強風で板金が飛ばされたりといったリスクがあります。
破風板
破風板は、欠けたり、穴が空いてしまったりという劣化のしやすいものが多い付帯物。板金で保護をして見た目や耐久性を高める作業を行います。
9コーキング作業
外壁のボードとボードの継ぎ目などに充填されているゴム状の素材を「コーキング」と呼びます。これは雨水の侵入を防ぎ、建物内部を守る大切な役割を担っています。しかし、紫外線や経年劣化によって徐々に硬化やひび割れを起こし、防水性が低下してしまいます。そのため、外壁塗装を行う際には欠かせない工程として、古いコーキング材をしっかり撤去し、新しいコーキング材を丁寧に充填します。これにより防水性が回復し、外壁塗装の効果を最大限に発揮するとともに、お住まいを長期間にわたり安心して守ることができます。
10 養生
塗料が飛び散って汚れないよう、あらかじめ窓や床、ドア、玄関ライト、植木、エアコン室外機などをビニールで覆います。
窓の開閉について
養生~塗装作業中は窓が開閉できなくなってしまいます。リビングやお風呂場など、どうしても換気をしたいお部屋は開閉できるように作業いたしますのでご相談ください。
エアコン室外機
通気口を確保して養生するため、工事中もいつも通り使用できます。
植木
ご自宅の大切な植木にも養生をほどこし塗料がつかないようにしています。
11素地調整
塗装の前に、下塗り材だけでは埋まらない大きなひび割れや穴などの補修を行います。補修にはコーキング材やパテを使用します。
ケレン(錆び取り)
金属部分は、錆びを落とした上でこれ以上進行しないように錆固定材を塗布して保護を行います。こうすることで、塗料を上から塗っても錆びの進行を押さえて見た目も中身も綺麗に保てます。
パテ
壁の破損や大きな日々は下塗りをする前に補修しなければ見た目に大きな影響があります。パテやコーキング材で事前に埋め、素地を綺麗な状態にすることで、細かいところまで綺麗な状態に戻すことができます。
12 軒天塗装
軒天は、外壁から外へ突き出している、屋根の裏側の部分です。耐水性・通気性・防カビ・染み止め効果に優れた塗料で塗装します。
軒天の色選び
多くのお宅では、家全体が明るく見える白色が使われています。暗い色は、重厚感がある一方で重たい印象を与えがちなので、こだわりがない場合は明るい色味をおすすめしています。
軒天に木を使っている場合
和風の住宅など、軒天に木が使われている場合は、木部専用のオイルステインを使用し、木の風合いを残して仕上げを行います。
13 外壁|下塗り
外壁塗装では、壁の塗りを合計で3回行います。「下塗り・中塗り・上塗り」という3工程を丁寧に重ねることで、美しい仕上がりと長持ちする塗膜を実現します。
まず最初の下塗りでは、外壁の細かなひび割れを補修し、下地を整えるとともに、壁の素材と塗料の密着を高める役割を果たします。使用する下塗り材は外壁の素材によって異なり、サイディング、鉄、モルタル、木など、それぞれに最適な材料を選定することで確かな効果を発揮します。
14 外壁|中塗り・上塗り
中塗り・上塗りでは、お客様にお選びいただいたカラーの塗料を使用し、建物の印象を大きく左右する美しい仕上がりを目指します。中塗りの工程では塗料の厚みをしっかり確保し、外壁の強度と耐久性を高めます。その後の上塗りで表面を均一に整え、発色の美しさと光沢を引き出すことで、見た目と機能の両方を兼ね備えた外壁に仕上げます。
15 屋根|下塗り
屋根塗装も外壁と同様に「下塗り・中塗り・上塗り」の3工程で仕上げます。
まず下塗りでは、細かなひび割れを補修しながら屋根材の表面を整え、上塗りの塗料との密着性を高めます。これにより、塗膜がしっかりと定着し、耐久性の高い屋根に仕上げることができます。
屋根塗装では、棟板金などの金属部分にはサビの発生を防ぐために専用のさび止め下塗り材を使用し、金属部位の劣化を抑えて屋根の耐久性を高めます。また、下塗りで埋まらない大きなひび割れが見つかった場合には、コーキング材を用いてしっかりと補修し、防水性を確保することで雨水の侵入を防ぎます。このように一つひとつの工程を丁寧に行うことで、美観を整えるだけでなく、住まいを長く守る強固な保護機能を発揮できるのです。
16 屋根|中塗り・上塗り
屋根の中塗りでは、外壁と同様にお客様にお選びいただいた塗料を使用し、メーカーが定める適切な希釈率を守って丁寧に施工します。これにより塗料本来の性能を最大限に引き出し、耐久性と仕上がりの美しさを確保します。続く上塗りでは、中塗りと同じ塗料を重ね塗りすることで、塗膜の厚みを十分に確保し、発色や光沢を均一に仕上げます。この二重工程により、屋根は外観の美しさと高い耐候性を兼ね備え、長期にわたって住まいを守る強固な仕上がりとなります。
17 付帯物塗装
外壁や屋根だけでなく、お住まいについている雨樋やシャッターBOXなどの付帯部分もすべて丁寧に塗装いたします。これらの部位は素材や形状がさまざまであるため、職人がハケ・ローラー・吹き付けなど最適な道具を使い分け、細部までムラなく美しく仕上げます。付帯物をきちんと塗装することで住まい全体に統一感が生まれ、見た目の印象が大きく向上するとともに、部材自体の耐久性も高まります。細かな部分まで妥協せず施工することで、長く安心して暮らせるお住まいを実現します。
18 ベランダ防水
雨漏りの大きな原因のひとつに、ベランダ床の劣化によるひび割れがあります。放置すると雨水が建物内部に浸入し、柱や梁など構造部分を傷めてしまう恐れもあります。リプロでは、お客様のご希望に応じて外壁塗装とあわせてFRP防水工事を行い、ベランダ本来の防水機能をしっかりと回復させます。これにより、見た目の美しさだけでなく、建物を長期的に守る安心の住まいづくりが可能になります。定期的なメンテナンスで大切なお住まいを雨漏りから守りましょう。
19 確認チェック作業
すべての工程が完了した後は、塗装の仕上がりを万全にするために最終チェックを行います。外壁や屋根の広い面はもちろん、窓枠や雨樋、細かな付帯部分まで職人が隅々まで目を配り、塗り残しやムラがないか丁寧に確認します。万一気になる箇所があれば、その場でしっかりと補修を行い、完璧な状態に仕上げてからお引き渡しします。細部まで徹底して確認することで、見た目の美しさと品質の両立を実現し、お客様にご満足いただける施工をお約束いたします。
20 足場解体・清掃
すべての塗装工程と最終チェックが完了しましたら、足場の解体作業を行います。作業時には周囲に十分注意しながら安全に解体を進め、敷地内の掃き掃除や片付けを徹底して行い、工事前と同じように清潔な状態に戻します。その後、施工内容やアフターフォローについてご説明し、保証書をお渡しして工事完了となります。最後まで責任を持って対応し、お客様に安心とご満足をお届けできるよう努めております。
最長10年保証!毎年点検でいつまでも安心を
当社の大きな特徴のひとつが、最長10年の長期保証です。外壁塗装は施工直後こそ美しくても、時間が経つにつれて思わぬ不具合が現れることがあります。そこで当社では、毎年の点検で外壁の細部までしっかり確認し、わずかな劣化や不具合も見逃しません。万が一、塗装に問題が見つかった場合には、迅速に手直しを行い、お客様のお住まいを長く守り続けます。工事が終わってからも安心して暮らしていただけるよう、万全のアフターフォロー体制を整えております。